先天性内反足の手術【後編】
生後1ヶ月で先天性内反足の手術を予定していた息子ですが、全身麻酔の際にトラブルが発生し、手術は延期になりました。
※詳細は前回更新した記事に記載
手術予定日にそのまま帰宅予定でしたが、万が一に備えて1日延泊することに。ギプスを巻き直し、翌日退院になりました。
その翌週から手術までギプスを卒業し、装具での生活になったのですが、装具についてはまた別の機会に投稿します。
手術の日程調整
入院後の話では2ヶ月後に手術できるよう準備していただけるとのことでしたが、結論3ヶ月後(生後4ヶ月)でした。
3ヶ月後になってしまった要因として、
- 麻酔のアレルギー検査
- 予防接種との兼ね合い
この2点があげられます。
検査の結果、アレルギー反応が出なかったのですが、『ではなぜ?』という問題になってしまい、小児科・麻酔科の先生方でカンファレンスを組んでいただいたとのことです。生まれたばかりでこんなに大人を動かしている…!たくさんの先生方の話を聞きましたが、真摯に向き合ってくださって安心・感激しました。
次に、予防接種との兼ね合いが大きかったです。全身麻酔の前後4週間は生ワクチンの接種NGとのことでした。これにより、通常2ヶ月から始まる予防接種のスケジュールが狂いました。かかりつけの小児科の先生とも相談をして、12月に2回目の予防接種を行い、4週間後の1月に手術、3回目の予防接種のスケジュールは2月まで遅らせることになりました。
リベンジ手術当日
前回同様のスケジュールで手術に備えることになりました。
8時にお迎えが来て、再び1人で待っている時間は孤独で不安で…!LINEを読み返して、前回呼び出された時間を確認。その時間が過ぎると『無事に手術できたかな』と少しほっとしたような。
たまたまいらっしゃった看護師さんに、『無事に手術できましたか?』と尋ねても曖昧な回答で不安になりながら待つこと3時間、手術が終わりPICUで様子を見ているとのことで面会しました。無事でよかったという安堵と、たくさん泣いたあとがあってよくがんばったね、という気持ちと感情が爆発して涙が止まらなかったです。
もう少し様子を見て病室にお運びするので、と言われ、病室で待つこと2時間半。この時間がすごく長かった。(乳も痛かったw)
戻ってきた息子は空腹でギャン泣きでした。
最後にミルクを飲んだのが夜中の3時、11時間母乳もミルクも飲めなかったので、すぐに授乳。
何かあったらすぐに点滴できるよう、針は刺しっぱなしで腕に固定、手術後の足はかつてないほどしっかりと巻かれてゴツゴツになっているギプス。生後4ヶ月で私も経験したことのない全身麻酔からの手術を耐え抜いて、本当に頑張ったなとたくさん抱きしめました。
手術後のギプスについて
手術から4週間後に診察の予約をして、4週間はギプスを外せない生活でした。
ギプスは石膏を固めているため水に弱く、お風呂がNGです。
調べると保護して沐浴をしている方も見受けられましたが、担当の先生からはきっぱりNGと指示を受けていました。
温かい濡れタオルで体を拭いてあげることしかできないので、寒い時期かつ動き回るようになっていなくてよかったなと。
4週間後の病院の日、朝早起きして夫と一緒に石膏ギプスを外しました。
これが最後だ!と気合を入れて(笑)外していったのですが、なかなか痛々しい皮膚トラブル。まあそうだよね…4週間固定していたもんね…。本人はケロッとしていましたが、ギプスで固定していた足首の辺りが特に皮むけが酷かったです。
ということで無事に手術を終え、かかとの位置も正常になったとのことで、再び装具生活になりました。ガンガン寝返りするので添い寝すると痛いです(笑)それも幸せな悩みだと思えるくらい、日々の成長に感動&感謝!
ちなみに、手術の跡は小さな切り傷程度に残っています。これも勲章!